シアトルタコマのおばちゃんブログ

アメリカ在住30年以上、現在シアトルタコマのあたりに住むおばちゃんのブログです。

「西郷どん」第3話

お由良騒動

 

「西郷どん」第3話で、

小柳ルミ子さんが「お由良の方」を怪演しておられるそうです。

 

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お由良騒動とは、

「お由良が、島津斉彬の子供たちを呪い殺した」というものです。

 

 私が子供の頃は、

「お由良は呪いをかけて毒殺した」と言われてました。

 

歴史一口話 : お由良騒動 - livedoor Blog(ブログ)

 

島津斉彬は、西郷さんが尊敬した主君です。

 

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私も島津斉彬が好きでした。

 

ところがなんと、私の先祖は、お由良の方側の家老だったそうです。

 

それを知った私は、がっかりしてしまいました。

 

とはいえ、お由良の方は江戸生まれ、つまり東京の人です。

 

そしてお由良の子孫は、昭和天皇のお妃になられた方です。

 

とにかく私が聞いた話は、ちょっとだけお由良寄りでした。

 

「せっかく、調所広郷によって建て直された藩の財政を、

斉彬が台無しにするのではと心配した側室だったが、

やはり女の浅知恵だった」(何となく女性を卑下しているようですが)

 

お由良も、それなりに薩摩藩のことを考えていたのでしょう。

 

 

調所広郷

 

調所広郷は、薩摩藩の財政を立て直すため、冷酷な政策もしたそうです。

それから密貿易で咎められ、服毒自殺します。

 

その密貿易よって得た財は、明治維新を支えます。

 

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今回、地図で、調所邸跡を調べたら、

私が幼い頃、良く行っていた平田公園の、お向かいでした。

 

今は亡き父が、私の手を引いて平田公園へ行き、

そこで私をブランコに乗せ、背中を押してくれました。

私は、高く上がったのが、嬉しかったのを覚えています。

 

それはさておき、

調所が関わった密貿易は、指宿市と深い関係があります。

 

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指宿、と言えば温泉です。

 

 

指宿温泉での事件

 

鹿児島から50キロほど南に行くと、指宿温泉があります。

 

私たち家族は、何度もそこへ、日帰り温泉に行きました。

 

思い出はいつも、弟が車酔いで泣き出すところから始まります。

 

近所に住むお姉さん(ハスンちゃんと呼ばれていた)も、

一緒に行ったりして、弟の世話をしてくれました。

 

そんな中、指宿で、とんでもない事件が起こります。

 

子供は狭い所が好きです。

 

当時、幼かった弟は、狭い所を見つけては自分の頭を突っ込んでました。

(私には理解できない男の子の境地)

 

ところが弟は、首を、歩道の鉄棒フェンスの間に挟んだまま、

頭がつっかえて抜けなくなってしまったのです。

 

泣き喚く弟、

必死になって弟の頭を外そうとする父、

おろおろする私、

そんな私たちの周りに集まる傍観者たち。

 

その時、なぜか母は一緒にいませんでした。(ハスンちゃんもいなかった)

恥ずかしくなった私は、傍観者たちの中に混ざります。

そして、

「この人たち(父と弟)を知りません」と装いました。

 

しばらくすると、弟の頭はスポッと抜けて事なきを得ました。

 

後に、小学生になった弟は、そんなことなど忘れてしまったようで、

「僕はハネムーンで指宿に行くんだ」なんて言ってました。

 

当時、指宿は「東洋のハワイ」と呼ばれてました。

弟は、そんな指宿が大好きだったのでしょう。

 

とはいえそれを聞いた私は、

「私だったら本物のハワイに行きたい」と思ったものです。

 

結局、私は、初めてのハワイを弟と二人で行き、

弟は、ハネムーンで、綺麗なお嫁さんと一緒に沖縄へ行きました。

 

 

指宿温泉での私の騒動

 

実は私も、指宿温泉で事を起こしたことがあるのです。

 

私たち家族が、大浴場のある指宿温泉に着いた時、

ホテルでもあったロビーは新しく改装され、広くなっていました。

私がその広さに見とれていると、誰もいなくなってしまったのです。

 

私がキョロキョロしているので、ホテルのお姉さんが近づいてきて、

「迷子になったの?」と聞きます。

 

そこで私は泣きもせず、

「私、ナコちゃん。おとうちゃまと、おかあちゃまがいなくなったの」

と答えました。(まるで父と母が迷子になったかのように)

 

そして迷子のアナウンス。

 

父と母は慌てて戻ってきました。

 

両親はお互いに、私が他方と一緒にいると思ってたそうです。

 

 

昔も今も

  

当時、ジャングルのテーマパークのように広い温泉ホテルは、

女湯と男湯の脱衣所は別でしたが、男女混浴でした。

 

とはいえ女性たちは、角の女性たちの園に固まってます。

 

裸のめんどりの集団が体を洗ってるような母親たちを後にし、

スッポンポンの子供たちは、混浴など何のその、自由に遊び回ります。

 

弟と私は、

他の子供たちと共に、あちこちの湯船を出たり入ったりしました。

 

そんな弟も今は大きくなり、186cmまでになりました。

私の両親も背が高いです。

それでも私たち家族は、混じり気のない薩摩人です。

 

西郷さんの身長も、182cmぐらいだったそうで、

昔でも背の高い日本人はいたのでしょう。

 

幕末の日本は、たくさんの問題を抱えていました。

 

財政難、お家騒動、そして食べていくのも大変だったでしょう。

 

それは今でも同じです。

 

過去でも今でも、世界中で、多くの人が必死に生きてます。

 

そんなことを考えながら「西郷どん」を見てます。

 

 じゃあこの辺で、シータック!