シアトルタコマのおばちゃんブログ

アメリカ在住30年以上、現在シアトルタコマのあたりに住むおばちゃんのブログです。

高梨紗羅ちゃん

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日本初の銅メダル

 

高梨紗羅ちゃん、がんばりましたねー。本当に良かった。

 

www.nikkansports.com

 

金メダルには届かなかったけれど、不調だったことを考えると、これは大変なことです。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

紗羅ちゃんは「ここ一番で弱い」と言う人もいますが、競技の世界で、ここぞという時に自分を出せない人は世界中に沢山います。

 

また、紗羅ちゃんが可愛くなったのを避難する人もいますが、あの年で可愛くなかったら気の毒でしょう。

 

ということで、今回は、紗羅ちゃんの

 

  • ここ一番に弱い
  • 可愛くなった

 

に注目してみたいと思います。

 

 

プレッシャーがかかると自分を出せない

 

能力の高い人ほど「ここ一番」に弱いのだそうです。 

 

例えば、バスケットボールのフリースロー。プロだったら決めるのは当たり前なのに(アメリカでも)試合中に失敗するのは、私たちの脳にあるのだそうです。それはどの分野でも同じで、対策は、練習をしっかりやって、不安は手放す、ってことができれば、本来の自分の力が出てくるのだそうです。

 

もう亡くなられましたが、ピアニストとして有名だった中村紘子さんのお話です。

ある日のコンサート直前に、知り合いのピアニストの方が彼女の控え室に来られ「私は、ここで間違えたのよねー」(その日に弾く曲のある所)なんて言われ、中村さんは、いつもは間違えないのに、そこを間違ってしまわれたそうです。それ以来、コンサート前の控え室への訪問客はお断りしていると言ってました。

プレッシャーって、ひょんなことから襲ってくるんですね。そんな突然の、余計な情報を手放すのは、特に難しいように思われます。

 

とにかく、スポーツ、舞台のパフォーマンス、大学の試験、企業のプレゼンの何であれ、自分がある程度のレベルに達していれば、後は自分のメンタルとどのように付き合っていくかでしょう。

 

紗羅ちゃんが「ここ一番に弱い」のであれば、彼女の能力は高いってことです。

今回、金メダルは取れなくても、あれだけのプレッシャーの中、銅メダルを取れたのですから立派です。もっともっとメンタルが強くなれば、彼女の強さは盤石になるでしょう。これからが楽しみですね。

 

 

可愛く(美しく)なった

 

若い女の子が綺麗になっていくのは嬉しいことです。

 

以前はイモトに似ていると言われた紗羅ちゃん。そう言われて努力しない女の子は変です。普通に誰だって何とかしたいと思うはずです。おばちゃんは、こんなことを言われている女の子が努力しない方が「大丈夫かな」と心配になります。(イモトはあれで売っているから大丈夫)

 

さらに資生堂がスポンサーになったのであれば当然です。アスリートにとってスポンサーが付くのは大切なことです。そして天下の資生堂が付いてるのに綺麗になれなかったら、それこそ問題です。二重まぶたも全く問題ありません。化粧でキレイな二重になれます。

 

女性だったら分かるはずですが、キレイになるとスイッチが入るのです。女優さんの中にも、ゆっくりとメイクに時間をかけて気持ちを整えていく方がおられました。

 

そして、その人が美しくなるのは、 お化粧だけではありません。内面から出る美しさがあります。

 

内面からくる美しさ

 

おばちゃんは、日本にいた時、手話の通訳ボランティアをやってました。

 

さてある聾者ですが、幼い時の高熱が原因で耳が聞こえなくなったそうです。彼女はスラッとしていて、健聴者だったらモデルになれたのではないかという美女でした。それなのに私が初めて会った時、彼女の眉間にはシアがあり魅力的に見えなかったかもしれません。ところが数年後、彼女は自分の生きがいを見つけたようで、とても生き生きとした美しい女性に変化しておられました。もともと美しい方だったとはいえ、内面がこうも人を変えるのかと驚きました。

 

その同じ頃、おばちゃんは、別の女性とも再開します。

彼女は鹿児島の田舎の貧しい農家の生まれで、高校へも行けず中卒で就職、しかも私が「気の毒に」と思ったほどのブスでした。ところが数年ぶりに会った彼女は、まるで別人だったのです。

その時私は、お世話になり母親のように慕っていた障害者の方を訪問していて、偶然にも彼女は同じアパートに住んでいたのです。

そして彼女は仕事の後、いつもその障害者の方の様子を見にきていました。

私は簡単に挨拶し、彼女が去った後「あの人は誰?」と聞きます。そして彼女が、あの私が「気の毒に」と思った女性だったと知ります。

それはもう衝撃的でした。

彼女は、私が覚えている女性ではなく、全く別人で、自分の生き方に自信を持つ、とても魅力的な女性へと変化していたのです。

 

その少し前、おばちゃんは、成人式にたくさんの晴れ着を着た美しい女性たちを見て、晴れ着は美しいのに、それを着ている女性たちを美しいとは思えないという奇妙な感じについて考えていました。ですから特に、この二人の変化に驚かされたのだと思います。

 

そうしておばちゃんは、本当の美しさは、外見ではなく、内面からくるのだと改めて思ったのでした。

 

その人の美しさとは

 

高梨紗羅ちゃんの美しさは、化粧もあるでしょうが、弱さを克服する自信も含め、内面から滲み出たものもあると思います。

 

確かに今の若い女性たちは、美しい化粧をしていて綺麗です。もちろんおばちゃんも「キレイねー」とうっとりされられたりします。それでも内面からくる美しさは、表面の美しさには勝てないでしょう。(この点でおばちゃんも参戦できないでしょうかね?笑)

 

ですからこれからも、たくさんの女性、そしてたくさんの方々に美しく生きてもらいたいので、もっと内面の美しさを考えてもらえたらと思っています。

 

それではこれで、シータック!