日本はどの国とも違う
日本は他国から征服されたことがない
日本の魅力は、文化、歴史、芸術、食べ物、安全、組織力などに見られます。
しかもそれらが洗練され、独特なのです。
では、どうしてこんな国になったのでしょう。
その一つに、今の日本人のほとんどが、大和民族だということが挙げられるかもしれません。
つまり、よそから征服されたことがないのです。(第二次世界大戦後にちょっと征服されるけど、すぐに復帰)
日本は、長い間、侵略するには遠すぎる島国でした。
アジアの東の果ての国
私は、日本が外国から征服されたかもしれない危険が、歴史上3回あったそうです。
- 元寇(1274年、1281年):元は日本を攻め、壱岐と対馬を取りますが、暴風雨で元軍は大打撃を受けてしまったので撤退します。3度目の侵攻も考えていたらしいのですが、ベトナム方面で反乱が起こるなどして実行できませんでした。
- 植民地化政策:戦国時代(1467年〜1591年?)に、ポルトガル・スペインの商人やイエズス会などの宣教者が日本へやって来て植民地にしようと試みます。ところが、日本人の教養の高さゆえに思想を変えることは難しく(西洋人より読み書きできる人が多かった)、武士も強くて征服するには無理だし(西欧の騎士と日本の武士が戦ったら武士の方が強いらしい)、極東で島国なので軍を送って征服するには困難だった。そうしている内にスペインの無敵艦隊がアマルダの海戦(1588年)でイギリスに負けて力が衰えていきます。おまけに日本は鎖国してしまいました。そうして日本は、国を閉ざしている間、文化や優秀な人材を育てる十分な時間があったのです。
- アメリカの黒船来航(1953年):日本は開国を迫られ、多少のイザコザはありましたが、開国して西欧の技術を取り入れ、国力を上げていったので、西欧諸国は日本を征服しにくくなります。
つまり、日本が特別の位置にあり、時代と共に自分たちの能力を上げていったのが征服されなかった理由ではないでしょうか。
他国から征服されなかったゆえに、日本には、もう一つの特徴があります。
遺伝子
日本には縄文時代から人が住んでますが、3回に分かれて来たのではないかと言われています。
そして遺伝子を解明する技術が発展し、その遺伝子をたどっていくと、やはり日本人は特別だったのではということが明らかになりつつあります。
(注:この記事の「聖書の予言が・・・」は、欧米人に言ったら変な人と思われ信用をなくすかも)
とにかく日本人の遺伝子は、中近東のセム族、そして古代イスラエルや古代ユダヤの遺伝子が、濃い形で残っているそうです。
特にD2系統は、日本人の中にしか存在しない固有の系統だそうで、他のアジア人には見られません。
日本人のルーツ
日本人は、自分の先祖がどこから来たのか興味があります。
(アメリカでも自分のルーツに興味のある人は多く話題になりますし、1977年のテレビ人気ドラマ「ルーツ」は日本でも放送されました)
ということで、日本人のルーツはどこなのでしょう。
日本人は、出生率が少ないのに移民受け入れには消極的な国です。
「おもてなし」とか、他の国の人に親切であっても、自分の生活圏に受け入れるのは躊躇します。
それは長い日本の歴史の中で、延々と続いてきたことです。
アメリカ人と結婚してしまった私が言うのはおかしいでしょうが、日本人がこのまま(鎖国風)で良いのであればそれで良いと思っています。
例えば日本の習慣で、皆と同じにすることは当たり前のことです。
それはまるで個性がないかのようで、外国人からすると奇妙に見えるでしょう。(むしろ戸惑う)
ところが面白いことに、それが日本独自の文化を作り、魅力となり、個性となっています。
日本は、歴史でも、文化でも、遺伝子に至るまで、世界の中でも変わった国です。
つまり、どの国とも違うという事ですね。
それではこの辺で、シータック!