アメリカは自由?
ユニークなヘアスタイル
こんな行事があります。
子供たちは、とても楽しそうです。
このように、アメリカは自由のように思われるかもしれませんね。
ところが実際はそうでもなかったりします。
自由というよりは、
多国籍の人が多いので「違いに慣れている」ということでしょう。
そこで、2つのヘアスタイルについてお話します。
⒈ モヒカン刈りの男の子
一時期、子供たちの間で、テレビに出る若者がするような髪型が流行り、
色々なヘアの男の子をあちこちで見かけました。
そして、ある小学生の男の子が、モヒカン刈りにした髪を、クレヨンのようなカラフルな色に染めて学校へ行きます。
とても奇抜だったので、学校側も困ってしまい、それをテレビのニュースが取り上げます。(カリフォルニアのどこかの小学校だったと思う)
母親はインタビューで、
「息子の個性を大切にしたい」と言っていました。
学校側は仕方なく認めますが、
ニュースの中でも、それを見た人も、
「これは個性なのだろうか」と疑問に思ったようです。
今はそんな髪型にする男の子はいません。
やはりそれは「個性」でも「自由」でもなかったということです。
⒉ 金髪に染める
ある日本の高校生が、アメリカの友人宅にホームステイした時のことです。
彼女は、日本では出来なかったこと、髪を金髪に染めるのを実行します。
そして、恐ろしいことに、スーパーから毛染め剤を買ってきて自分で染めたのです。
経験もなく、英語の説明も良く分からず適当に選んだので、金色には染まらず、髪は荒れて、まるで火山が爆発したようになってしまいました。
本人が言うには「山姥のよう」(「精霊の守り人」のトロガイのような?)
(こんな感じ・もっと爆発してたかも)
彼女は、アメリカだから自由に出来ると思ったようですが、
周りのアメリカ人たちは呆れ、(他にも色々あった)
ホームステイ先の友人も困ってしまいます。
急きょ、彼女に、我が家へ移ってもらい、
知り合いの美容師にお願いし、何とかカットしてもらいました。
そして残りの夏休みは、
レーニア山国立公園への2泊3日の旅(仕事でキャンセルした友人の代わり)
バーンクーバー・カナダへの旅行(豪邸に泊まる)など、
結構、楽しんで、日本へ戻っていきました。
その頃までには日本のご両親の心配(怒り?)も収まり、
髪も新学期には何とか落ち着いたようで、
無事に、二学期を始めたそうです。
自由とは・まとめ
「自由に生きる」って難しいですね。
誰でも、束縛から自由になりたいです。
アメリカは日本より束縛が少ないので、
ここで羽を伸ばしたいと思う人もいるでしょう。
それで面倒になったことがあります。
日本人の留学生たちの行動が問題になり、評判を悪くしてしまったのです。
日本からの受け入れを中止した大学もありました。
今は、再び留学生を受け入れるようになったので良かったです。
抑圧から解放されれば自由になる、という訳ではありません。
自由だと思える土地でも、尊重しなければならないことがあります。
それでも、自由を模索している人を非難したくはありません。
その人が自由を得られるよう周りの人々が見守るのも愛でしょう。
と言うことで、この2つの髪型から「自由に生きる」ことについて考えてみました。
それではこの辺で、シータック!