シアトルタコマのおばちゃんブログ

アメリカ在住30年以上、現在シアトルタコマのあたりに住むおばちゃんのブログです。

アメリカは自由?

 ユニークなヘアスタイル

こんな行事があります。 

news.livedoor.com

子供たちは、とても楽しそうです。

 

このように、アメリカは自由のように思われるかもしれませんね。

ところが実際はそうでもなかったりします。

 

自由というよりは、

多国籍の人が多いので「違いに慣れている」ということでしょう。

 

そこで、2つのヘアスタイルについてお話します。

 

⒈ モヒカン刈りの男の子

 

一時期、子供たちの間で、テレビに出る若者がするような髪型が流行り、

色々なヘアの男の子をあちこちで見かけました。

 

そして、ある小学生の男の子が、モヒカン刈りにした髪を、クレヨンのようなカラフルな色に染めて学校へ行きます。

とても奇抜だったので、学校側も困ってしまい、それをテレビのニュースが取り上げます。(カリフォルニアのどこかの小学校だったと思う)

 

母親はインタビューで、

「息子の個性を大切にしたい」と言っていました。

 

学校側は仕方なく認めますが、

ニュースの中でも、それを見た人も、

「これは個性なのだろうか」と疑問に思ったようです。

 

今はそんな髪型にする男の子はいません。

やはりそれは「個性」でも「自由」でもなかったということです。

 

⒉ 金髪に染める

 

ある日本の高校生が、アメリカの友人宅にホームステイした時のことです。

 

彼女は、日本では出来なかったこと、髪を金髪に染めるのを実行します。

そして、恐ろしいことに、スーパーから毛染め剤を買ってきて自分で染めたのです。

経験もなく、英語の説明も良く分からず適当に選んだので、金色には染まらず、髪は荒れて、まるで火山が爆発したようになってしまいました。

 

本人が言うには「山姥のよう」(「精霊の守り人」のトロガイのような?)

 

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(こんな感じ・もっと爆発してたかも)

 

彼女は、アメリカだから自由に出来ると思ったようですが、

周りのアメリカ人たちは呆れ、(他にも色々あった)

ホームステイ先の友人も困ってしまいます。

 

急きょ、彼女に、我が家へ移ってもらい、

知り合いの美容師にお願いし、何とかカットしてもらいました。

 

そして残りの夏休みは、

レーニア山国立公園への2泊3日の旅(仕事でキャンセルした友人の代わり)

バーンクーバー・カナダへの旅行(豪邸に泊まる)など、

結構、楽しんで、日本へ戻っていきました。

 

その頃までには日本のご両親の心配(怒り?)も収まり、

髪も新学期には何とか落ち着いたようで、

無事に、二学期を始めたそうです。

 

自由とは・まとめ

 

「自由に生きる」って難しいですね。

 

誰でも、束縛から自由になりたいです。

 

アメリカは日本より束縛が少ないので、

ここで羽を伸ばしたいと思う人もいるでしょう。

 

それで面倒になったことがあります。 

日本人の留学生たちの行動が問題になり、評判を悪くしてしまったのです。

日本からの受け入れを中止した大学もありました。

今は、再び留学生を受け入れるようになったので良かったです。

 

 

抑圧から解放されれば自由になる、という訳ではありません。

自由だと思える土地でも、尊重しなければならないことがあります。

 

それでも、自由を模索している人を非難したくはありません。

その人が自由を得られるよう周りの人々が見守るのも愛でしょう。

 

と言うことで、この2つの髪型から「自由に生きる」ことについて考えてみました。

 

それではこの辺で、シータック