シアトルタコマのおばちゃんブログ

アメリカ在住30年以上、現在シアトルタコマのあたりに住むおばちゃんのブログです。

日本は「小さい」国なのか

小さい国?

 

アメリカからの質問ではありません。

 

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ワシントン州・コロンビア川・広いです)

 

中国からの質問です。 

news.searchina.net

 

内容

1968年日本の国内総生産GDP)が、西ドイツを抜いて第2位になった

1991年のバブル崩壊によって経済が停滞したものの

1995年には、米国GDPの71%までに達し(この水準に達した国はまだない)

2010年に中国に抜かれても、世界第3位の経済大国を維持している

 

補足

ecodb.net

 

国の大きさ

中国の人口は13億人以上、国土は日本の約26倍

日本は、ドイツや英国より面積は大きいが、

カナダやオーストラリアより経済規模が大きい

   

日本は経済的に小さくありません。

 

バブル崩壊後日本で感じた事

 

私が日本を出たのは、ちょうどバブル時代が始まった頃で、

「英会話に自信を持てるまでは日本に帰らない」と頑張っていました。(退路を断つ)

 

そうしているうちにバブルは崩壊します。

私が日本へ一時帰国したのは、経済が停滞している頃です。

 

そして私は、東京、大阪や神戸、福岡などの大きな都市へ行った時、

「本当に、日本は経済が停滞しているの?」と感じました。

 

「停滞してた」のでしょうが、

今のアメリカのモールよりはマシです。(笑)

 

当時の日本は、失業率は高かったし、シャッターを閉めたお店も多く、ホームレスも増えていました。

それでも、働いている人々のエネルギーが、街を動かしているように感じました。

(まるでパワースポットのような?)

 

難しい時代だからこそ、働く人々の熱意を感じたのかもしれません。

日本は今でも、世界GDP第3位を保っています。

 

GDP世界第1位のアメリカで感じたこと

 

アメリカの国土は大きいです。

広くて綺麗な公園や自然もたくさんあります。

 

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(近所の公園・街の中なのに広い)

 

日本から戻って来ると、

「ああ、なんて空が広くて、空気が綺麗なんだろう」と思います。

もちろん、大都会は違うでしょう。(私の住んでいる所が田舎なのです)

 

さて、私が初めてアメリカに来た時に、驚いたことがあります。

「えっ、ここって、かなり遅れてる?」(笑)

 

私の初めてのアメリカの都市は、ニューヨークで、

クィーンズに一ヶ月半滞在し、

マンハッタン、ブルックリン、ブロンクスなどを歩き回りました。

 

マンハッタンは素敵な街でしたが、住宅事情は日本と同じように狭いアパートが多く、家賃が高かったです。(中もごちゃごちゃしてた)

 

もちろん広い家もありました。

映画やTVドラマで見るようなインテリアのお宅などで、

ディナー、ランチ、お茶会など、素敵な経験もさせてもらえました。

 

そうしてアメリカ人の生活に触れたのですが、

暖房もセントラルヒーティングで便利なのに、古臭く感じます。

 

日本の方がアメリカより新しく見えたのは、

戦争で街が焼けた後、新しいものをどんどん取り入れたからでしょう。

 

信じられないことに、日本の携帯電話が進みすぎて外国と通話できない、なんていう時期もありました。

 

今はインターネットによって、世界は近いです。

雄大な自然も日本にはあります。

そのうち、中国が日本を「小さい国」なんて思うのは無くなるでしょう。

 

小さくない日本

 

結論:日本は「大きくない」けれど「小さくもない」です。

 

これから先はどうでしょう。

日本のGDPは、いずれインドに抜かれると言われています。

ドイツだって頑張っています。

 

たとえ抜かれたとしても、

引き続き、日本は経済大国のままでしょう。

 

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(沈み行く夕日だけど登る光もある)

 

ある世界的な組織のトップの方に、私が日本人だと申し上げたら、

「日本人の組織力は世界1だ」と言われました。

 

その組織力が、日本の強みです。

 

ところが、それを窮屈に感じている日本人も少なくありません。

それが問題を起こしたりします。

 

窮屈からどう抜け出すのか・・・

方法はネットで検索すれば色々あるでしょうが、

一人で考えるより、経験者から学ぶ方が早いです。

 

日本でも、大らかに生きている人は、たくさんおられます。

そんな方々に接してみてはいかがでしょう。

いつの間にか「大きな」気持ちになっているかもしれません。

 

それではこの辺で、シータック