日本は「小さい」国なのか
小さい国?
アメリカからの質問ではありません。
(ワシントン州・コロンビア川・広いです)
中国からの質問です。
内容
1968年日本の国内総生産(GDP)が、西ドイツを抜いて第2位になった
1991年のバブル崩壊によって経済が停滞したものの
1995年には、米国GDPの71%までに達し(この水準に達した国はまだない)
2010年に中国に抜かれても、世界第3位の経済大国を維持している
補足
国の大きさ
中国の人口は13億人以上、国土は日本の約26倍
日本は、ドイツや英国より面積は大きいが、
カナダやオーストラリアより経済規模が大きい
日本は経済的に小さくありません。
バブル崩壊後日本で感じた事
私が日本を出たのは、ちょうどバブル時代が始まった頃で、
「英会話に自信を持てるまでは日本に帰らない」と頑張っていました。(退路を断つ)
そうしているうちにバブルは崩壊します。
私が日本へ一時帰国したのは、経済が停滞している頃です。
そして私は、東京、大阪や神戸、福岡などの大きな都市へ行った時、
「本当に、日本は経済が停滞しているの?」と感じました。
「停滞してた」のでしょうが、
今のアメリカのモールよりはマシです。(笑)
当時の日本は、失業率は高かったし、シャッターを閉めたお店も多く、ホームレスも増えていました。
それでも、働いている人々のエネルギーが、街を動かしているように感じました。
(まるでパワースポットのような?)
難しい時代だからこそ、働く人々の熱意を感じたのかもしれません。
日本は今でも、世界GDP第3位を保っています。
GDP世界第1位のアメリカで感じたこと
アメリカの国土は大きいです。
広くて綺麗な公園や自然もたくさんあります。
(近所の公園・街の中なのに広い)
日本から戻って来ると、
「ああ、なんて空が広くて、空気が綺麗なんだろう」と思います。
もちろん、大都会は違うでしょう。(私の住んでいる所が田舎なのです)
さて、私が初めてアメリカに来た時に、驚いたことがあります。
「えっ、ここって、かなり遅れてる?」(笑)
私の初めてのアメリカの都市は、ニューヨークで、
クィーンズに一ヶ月半滞在し、
マンハッタン、ブルックリン、ブロンクスなどを歩き回りました。
マンハッタンは素敵な街でしたが、住宅事情は日本と同じように狭いアパートが多く、家賃が高かったです。(中もごちゃごちゃしてた)
もちろん広い家もありました。
映画やTVドラマで見るようなインテリアのお宅などで、
ディナー、ランチ、お茶会など、素敵な経験もさせてもらえました。
そうしてアメリカ人の生活に触れたのですが、
暖房もセントラルヒーティングで便利なのに、古臭く感じます。
日本の方がアメリカより新しく見えたのは、
戦争で街が焼けた後、新しいものをどんどん取り入れたからでしょう。
信じられないことに、日本の携帯電話が進みすぎて外国と通話できない、なんていう時期もありました。
今はインターネットによって、世界は近いです。
雄大な自然も日本にはあります。
そのうち、中国が日本を「小さい国」なんて思うのは無くなるでしょう。
小さくない日本
結論:日本は「大きくない」けれど「小さくもない」です。
これから先はどうでしょう。
日本のGDPは、いずれインドに抜かれると言われています。
ドイツだって頑張っています。
たとえ抜かれたとしても、
引き続き、日本は経済大国のままでしょう。
(沈み行く夕日だけど登る光もある)
ある世界的な組織のトップの方に、私が日本人だと申し上げたら、
「日本人の組織力は世界1だ」と言われました。
その組織力が、日本の強みです。
ところが、それを窮屈に感じている日本人も少なくありません。
それが問題を起こしたりします。
窮屈からどう抜け出すのか・・・
方法はネットで検索すれば色々あるでしょうが、
一人で考えるより、経験者から学ぶ方が早いです。
日本でも、大らかに生きている人は、たくさんおられます。
そんな方々に接してみてはいかがでしょう。
いつの間にか「大きな」気持ちになっているかもしれません。
それではこの辺で、シータック!